僕は人前で話すときに緊張しすぎて、手が震えたり、脇下に汗が異常に出たりします。
とてもあがり症なんですね。
仕事をしている人はとくに、そういった場面を避け続けることは難しいです。
緊張すると、交感神経が刺激され、脈が増えたり、血圧や血糖が上がったりします。
これは危機を乗り越えるための反応といえます。
普通は、ドキドキすることに気がつかないまま、脈が増えて血圧が上がります。
しかし、感性(僕のこと)が強い人は、このドキドキが感知できるのです。
ドキドキばかりを意識し、「 マイナスの反応だ」と考えると、ますます不安に。
そうすると、不安もストレスになります。
これは交感神経、副交感神経の切り替えが敏感の為です。
こういう人は心臓がドキドキし出したら、「 緊張を乗り切るための反応が起こっているのだ」と冷静に考えることでその反応を緩やかにできます。
同じように、赤面恐怖症、心臓神経症などが起こる人たちも、病院に行って治そうとするより、ものごとに対して自分が強く反応する傾向です。
おおそらく、パニック障害もこのような反応が起きやすい方は、そうでない方より起こる可能性は高いと思います。
残念ながら、今の医学の力では、この感性の高さを治すことはできません。
本当に治せるのは、冷静になった自分の力だけです。
だから病院に行く前に、自分の体の反応を素直に認めてあげれば、むしろ気にし なくなって乗り切ることができるようになってきます。
僕自身の対処法は、良い結果を求めずに「もういいや」とあきらめることです。
その瞬間反応は鈍くなります。
ドキドキしてきたら、自分の気持ちの中で、「 今、自分の体はいい反応をしているのだ」といい方向で考えればいいのです。
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