暖かくなり、運動を始めようと考える人も多いでしょう。だが、若くて健康でも、急に運動すると膝の痛みに襲われることがあり、筋肉量が少ない女性は特に注意が必要です。
膝回りの筋トレから始めたり、膝にサポーターを着けたりして運動するようお勧めします。
女は性特に注意
患者女性(30)は昨春、運動不足解消のために週1 回、ランニングを始めた。
ところが、1か月を過ぎた頃から右膝が痛くなり、日常生活で歩いたり、階段を上り下りしたりするだけでも痛みを感じるようになった。
骨に異常はなかったが、 ランニングはすぐにやめた。
今年に入り、「激しい動きがなければ大丈夫だろう」と初心者向けのヨガを始めたところ、膝の痛みが再発した。
「このままでは何の運動もできず、衰えていくだけになるのでは」と心配する。
膝の痛みは加齢による症状と思われがちだが、若くても不調を抱える人は少なくない。
20–50代の女性約5000人を対象に行った調査では、「過去1年に膝の痛みを感じたことがある」と回答した人の割合は、20~30代で29%、40~50代は35%に上り、初心者向けの軽めの運動で膝に違和感や痛みを感じ、受診する20 –40代の女性が目立つという。
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膝痛になりやすいケース
■もともと運動が苦手
■軽めのヨガやダンスなどの運動で膝が痛くなったことがある
■日常生活で膝に違和感を感じることがある
■運動不足解消のためにランニングなど運動をやってみたことはあるが続かな
い
■まつすく、、立つと両太ももと両膝の間にすき間ができる
■最近太つてきた、 または元々太り気味
■腰痛、肩こりを感じている
こうした痛みは、
① 横への動きや跳躍、膝をつくポーズといった膝に負荷がかかる動き
② 膝関節の動かしすぎによる蓄積疲労
③ 太ももの筋力不足
④ 〇脚やX 脚などの脚の形-
が主な原因で起きているという。
「運動が苦手で不足しがちな人が運動を始めた時に生じやすい」く痛みを放つておくと、膝の動きが悪くなったり、炎症で膝に水がたまったりすることもある。
急な運動で膝痛の恐れ
「膝痛になりやすいケース」のチェック項目で、二つ以上当てはまったら注意が必要だ。
運動を始めようと思ったら、予防のため、まず一定期間、
たんばく質の多い食事を取って、
膝回りの筋力をつける運動
さらに、サポーターを着用してから運動する
【膝にサポーターを着用して運動l すると、膝痛の予防につながる】
日常での立つ姿勢や歩き方も大切だ。「普段、’何げなくしている脚の使い方が、膝の痛みにつながっている可能性がある」
まっすぐ立った時に膝頭が正面を向き、膝裏がピンと張らず適度に緩んでいるのが、正しい立ち方。歩いたり走ったりする時には、足指で地面をつかむようにし、尻や太ももの後ろ側の筋肉をしっかり使うといい。ところが〇脚だったり、足裏や尻の筋肉をしっかり使わずに運動したりすると、膝に負担がかかりやすい。
「女性は男性に比べて筋力が弱く、股関節や膝回りが不安定になりがち。普段から、正しい立ち方や脚の動かし方を意識してください」
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